2023年、札幌市で法定速度を大幅に超えて車を運転して事故を起こし、乗っていた女性2人を死傷させた男の裁判で、検察は懲役6年6か月を求刑しました。
伊藤篤被告は2023年8月、札幌市西区で時速約120キロで車を運転して電柱に衝突、乗っていた知人女性2人のうち1人を死亡、もう1人に大けがをさせた危険運転致死傷の罪に問われています。
伊藤被告は、2日の初公判で起訴内容を認め、量刑が争点となっていました。
10月7日の論告で、検察は「さしたる理由がないのに乱暴な運転をした事件の経緯に酌量の余地はない」として、懲役6年6か月を求刑しました。
一方、弁護側は「女性2人を楽しませるための運転で、無謀だとわかっていたわけではない」として執行猶予付きの判決を求めました。
判決は10月14日です。