ロシア国内「平和交渉望む人」増加…「戦闘継続を望む人」は減少

ーーロシアの独立系メディアのメドゥーザによりますと、ロシアの大統領府『クレムリン』が密かに行った非公開の世論調査で今年7月時点で32%の人が平和交渉を望むと回答していましたが、11月に入り55%に増えたということです。また、『戦闘の継続を支持する』と回答した人が今年の7月は57%でしたが11月になると25%に減ったということです。こうしたことからロシア国民の感情が変わってきているということでしょうか?「3月、4月の段階で大規模制裁がロシア国民の戦争反対に繋がるのではないかと言われていましたが、7月8月には起こらなかった。今年9月には動員令が出されました。動員令が出ることで知人や息子、夫が戦地に行き、そして亡くなって帰ってくる。そして今ロシア人のストレス度がすごく上がってると言われております。それがこの結果に表れています。
レバダセンターという独立系の世論調査機関でも同じような調査結果が出ておりますので、やはり戦争継続ではなく、平和交渉を臨むというのが出てるのは間違いないと思います」
ーーゼレンスキー大統領からすればその交渉のテーブルイコール敗北ではないかと?
「ウクライナ人の言葉なんですが、『今ゼレンスキー大統領が停戦交渉に行ったら3日ともたない』つまり既に停戦合意はゼレンスキー大統領の意志ではなくウクライナ国民はしたくないことだと思います。ですから、ウクライナ国民も戦闘を続けるという意思が出ている。
この世論調査の結果をウクライナでやれば逆の事が出ると思います」
(2022年12月1日MBSテレビ「よんチャンTV」より)