全国に広がる「保護犬プログラム」

上村彩子キャスター:
犯罪に手を染めてしまう裏には、家庭環境が複雑に絡み合っていることも多いです。愛情を与えて、そして、相手の心情やペースを慮る経験というのを、保護犬を通して得られるのは受験者にとって意味のあることなのではないかなと思います。

喜入友浩キャスター:
この保護犬プログラムですが、現在、国内2か所の刑務所で行われていますが、全国14の刑務所でも導入を検討しているそうで、広がりを見せそうです。

一方で、現場の課題となっている“再犯率の高さ”。検証が必要ですが、現場としては新たな被害者を生まないために、これまでとは違った更生の道を探っている段階です。

上村彩子キャスター:
そして、このプログラムは保護犬にとってもいい訓練になります。普段とは違う環境で多くの人と触れ合って、人に慣れる経験は必要不可欠です。

受刑者の更生、そして、保護犬にとっては新しい家族との出会いに繋がる…そんな結果に期待したいです。