殺処分を免れた保護犬たち。人間との共存を支援するための取り組みが意外な場所で始まっています。様々な事情を抱えた人間と保護犬。触れ合いを通じたそれぞれの成長の記録です。
年間約2000頭が殺処分 保護犬たちのシェルター

広島・神石高原町にある動物保護シェルター「ピースワンコ・ジャパン 神石高原シェルター」には、飼い主に捨てられたり、野犬として保護されたりした、犬たち約150頭が飼育されています。

ピースワンコ・ジャパン 安倍誠 プロジェクトリーダー
「野犬の状態で今まで過ごしていた。人工的な部屋に入ったこともない。人間と触れ合ったこともない。
全国で今、環境省で公表されているのがもう2000頭以上、殺処分。その殺処分の方法っていうのも、炭酸ガスでの窒息死ですね」
このシェルターにいる犬たちの多くも、殺処分される予定でした。
人に慣れていないことが多い保護犬は、このシェルターで訓練を受けて、里親を探すことになります。














