米英より20ポイント以上も低い受診率…

乳がんは、女性のかかるがんの中で最も多く、9人に1人が罹患するとされています。

また、30代後半から増加し始め、子育てや仕事に追われる年代に多いのが特徴で、30歳から69歳の女性では、がんによる死亡原因の1位となっています。

一方、乳がんは早期発見で他の部位に転移していない場合、5年後の生存率は95パーセント以上と言われています。(※公益財団法人がん研究振興財団 がんの統計2024)

早期発見し、治療をすれば命が助かる可能性が高い病気ですが、全国では47.4パーセント、富山県では全国平均を上回るものの、52.5パーセントに
留まっています。

世界的に見ても日本は低く、アメリカやイギリスでは70%以上、特にイギリスでは国が一体となった組織的な検診体制で高い受診率を保っています。

日本では「忙しい」「怖い」といった心理的な理由に加え、検診の重要性や制度が十分に浸透していないことも一因とされています。

梅宮アンナさん「検診はなるべくした方がいい。怖くて行かれないっていう方もやはりたくさんいて、でもそういう気持ちを持ってると本当に1分1秒とか、1日1日をむだにしてしまう時間ってすごくあるので、私は怖いかもしれないけど、それやらないともっと怖い思いするっていうふうに思ってほしいですね」