カギを握るのは1回目投票の党員票の数?

 総裁選の仕組みを振り返ります。今回は「国会議員票」と「党員票」の計590票で争われます。10月4日に投開票が行われますが、その際に1人が過半数に達した場合にはその人が総裁となります。ですが、過半数に届かなかった場合には上位2人で決選投票を行い、票を多く獲得できた候補者が総裁となります。

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ーーー決選投票に進める2人は誰になるのか、大八木解説員の見立てはどうですか?

(大八木解説委員)「①小泉氏と高市氏、②小泉氏と林氏、③高市氏と林氏が進むという3つのパターンがあるとするならは、パターン①の小泉氏と高市氏の2人が決選投票になる一番可能性として高いと思います」

ーーーーパターン②、③はどうでしょうか?

(大八木解説委員)「小泉氏と林氏が進むパターン②と高市氏と林氏が進むパターン③になった場合、第1回目の投票の党員票の実数がカギを握ると思います。党員票が誰に多く入っているかを国会議員は当然見るため、党員に支持されていないような候補者に国会議員の論理を優先して入れるのかどうか。例えば林氏がいいなと思っていても、おそらく党員票は小泉氏や高市氏が上回るため、国会議員が自分の判断、自分の論理で林氏に票を入れるということができるかどうかは少しポイントかなと思います」

 投開票は10月4日土曜日です。

(2025年10月2日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)