小泉氏の"ステマ"要請問題は痛手に?
そんな中、5人の候補の中でも小泉氏に注目が集まっています。“ステマ”要請問題に続いて逆風とも言えるかもしれないのが、週刊文春の報道です。
小泉氏が会長を務める自民党神奈川県連が、党員826人を勝手に離党させていたため、投票用紙が届かなかったと報じられました。離党させられた党員826人は、高市氏を支持するなど、小泉氏以外に投票する予定の党員ではないかということで、小泉陣営が小泉氏が有利に働くような工作をしたのではという疑惑が出ました。
これについて神奈川県連は、事務的なミスで826人は投票可能だと述べています。また小泉氏本人も文春側に抗議訂正を求めると強く批判しています。
ーーーこの報道は小泉氏にとって大きな痛手になるんでしょうか?
(大八木解説委員)「時期が総裁選の直前とか、まさに今、投票をしようとしてるときにやっていたとしたら大きな問題になったと思います。しかし、離党の手続きをしていたのが今年6月というタイミングで、問題がくすぶり始めたのも去年11月の衆院選のあたりからいうことで、参院選よりも前の出来事でしたし、参院選で自民党が負けて、石破総裁が辞任して総裁選が行われるということを小泉氏が神奈川県連の会長として認識して計算できたかというと、直接的な関連は薄いんじゃないかなと思います。逆に“ステマ”要請問題の方が、この総裁選に直接関係あるため問題かなと思います」
ーーー選挙のたびに、小泉氏のことばかり報じられるようなイメージがありますが、どうしてなんでしょうか?
(大八木解説委員)「これはメディアの責任でもありますし、今回の本命候補の1人というところもあります。総裁選に出たら必ず注目される候補であるため、石破総理が辞任し、高市氏と小泉氏の2人で決選投票にもなるんじゃないかというところで、報道も出てくる。注目候補であるがゆえです」