「リム皿」作成の様子
この日は、仙台市内にある自宅兼工房で、小さな縁のついた「リム皿」を作っていました。

木工旋盤に木材取り付け使う道具は、いたってシンプル。
木工旋盤という機械に円盤にカットした木材をセットし、回転させながら専用の刃物を当てて少しずつ削っていきます。

村上 剛さん:
「自生している一本の木がいろんな人の手によって手元に材料として届き、それを器にする。木の一生を引き継いでそれを形にして届けるという作業。一連の流れが面白いというか物語がある。そこが魅力」

2024年10月、約14年間務めた広告代理店を辞め、器職人に転身しました。
きっかけは仕事で思い悩んでいた際、気分転換に始めたアウトドアでした。

焚き火を通じて「木」に触れたことが村上さんの人生を大きく変えたそうです。

村上 剛さん:
「(木は)硬い素材ではあるが、どこか癒やしてくれるような心地よい温もりがある」
