「自転車の飲酒運転」福岡県はワースト1位

各地で相次ぐ自転車の飲酒運転。警察庁によりますと、罰則が強化された去年11月から今年6月末までに全国で検挙されたのは4542件でした。
1位 福岡 949件
2位 埼玉 331件
3位 東京 326件
4位 大阪 316件
5位 愛知 248件
このうち福岡県警で、検挙された件数はワースト1位の949件。全体の2割以上を占め、2位の埼玉県警の3倍近くに上りました。
福岡県で検挙が相次ぐ背景は?

なぜ福岡で検挙が相次いでいるのか?その一因として福岡県警は、「危険性が十分に認識されていない」ことがあると分析しています。
南警察署 交通第一課 福島進 課長
「検挙された方の中には自転車だから大丈夫と思ったとか、自転車だから捕まることはないと思ったと話す人もいます」

重大な事故につながりかねない自転車の飲酒運転。
警察庁の統計では「酒気帯び」で自転車事故を起こした場合、死亡・重傷となるリスクは「飲酒なし」と比較して、2倍近く高くなっています。