事故を受けて対応を強化したが…

 では事故後、神戸市はどのような対応を行っているのか。

 神戸市のHPによると、公園樹木に関しては去年、約1700の公園で樹木医指導のもと外観の点検を中心に調査をしたということです。しかし人員不足のため、人があまり行かない公園などは調査することができませんでした。去年12月、調査ができていなかった大倉山公園で木が倒れ、車両1台に接触する事故が起こりました。これを受け今後、擁壁上の樹木なども伐採や選定を行うこととなりました。

 続いて、街路樹については、去年12月、中央区で倒木し、車が損傷する事故が発生。目視の外観調査で危険性を予見できなかったということです。これを受けて今年度中に、市内約11万本を対象に▽穴・▽根元・▽揺れ・▽たたいた際の音などを点検するということです。