“弱み”の「野党連携」 国対委員長経験の2人が力強くバックアップ

高柳キャスター:
小林氏の“強みと弱み”を分析してみました。

党内基盤・野党連携・経験には△が、世代交代には◎となっています。

TBS報道局政治部 原尉之 記者:
「経験」という点では、閣僚の経済安全保障担当大臣のみ、「党内基盤」においても、これまで幹事長や政調会長などの党4役、党7役といわれるポジションの仕事をしていないので△になるかと思います。

高柳キャスター:
小林氏の弱みとされている「野党連携」は、今回の総裁選においてかなり重要視されている項目です。実は、小林氏の“弱み”を補うべく後ろについている人たちがいるということです。

それが、「国対委員長」経験者の石井準一参院国対委員長と、浜田靖一元国対委員長の2人です。この2人が小林氏のバックについて、野党連携をカバーをしていくということでしょうか。

TBS報道局政治部 原尉之 記者:
今回、誰が総理になったとしても、少数与党というところで野党との連携が大切になります。そこで重要なポジションを担うのが「国対委員長」です。

浜田氏が小林陣営の総括を務めており、石井氏もその陣営に入っています。2人とも「俺らに野党との連携は任せろ」「忖度はするな」と力強くバックアップしている状況です。

井上貴博キャスター:
浜田氏と石井氏が、他候補者ではなく小林氏を推している理由は何があるのでしょうか。

TBS報道局政治部 原尉之 記者:
浜田氏も石井氏も「自民党を変えるしかない」「変えられるのはこの男しかいない」と小林陣営の選対会合の冒頭でも発言していて、自民党への危機感から小林氏を支持しているのかと思います。