中学生とドミニカ共和国出身のプロ野球選手が国際交流し、互いの文化への理解を深めました。

力強い太鼓の演奏を鑑賞するのは、ドミニカ共和国出身のプロ野球選手で、今シーズン日本国内の独立リーグでプレーした。ランセル・ドゥワルテさんと、サンチェス・シエラさんです。

26日は、青森市で中学生が国際交流をする特別授業が行われました。

この授業は、野球を通して国際交流活動を行う団体が、子どもたちの異文化への理解を深めてもらうために東北地方の学校を中心に実施していて、26日は青森明の星中学校と深浦中学校の生徒約70人が参加しました。

生徒たちは課外活動で練習している琴や太鼓など、日本の伝統芸能を披露したあと、2人への質問の時間では、文化の違いに驚いていました。

質問する生徒
「日本に来て1番驚いたことは何ですか?」

サンチェス・シエラさん
「みなさんが信号機で止まること」

生徒たち
「えー!」

生徒
「地域によって、おいしい食べ物に違いがあることに驚きました」

生徒
「演奏とかを通して、少しでも交流できたので、自分にもいい経験になったし、楽しかったです」

日本でプレーをすることが夢だったランセル選手は、授業の最後に「自分は夢を持ち続けたから日本に来ることができた。どうか夢を持つことをやめないでほしい」と、生徒たちにメッセージを送っていました。