「八戸酒造」で、初の女性蔵人(くらびと)が手がけた日本酒がお披露目されました。蔵人は、26日で二十歳を迎え、自分が手がけた日本酒が人生で初めてのんだ酒になりました。

「八戸酒造」は毎年、若手の蔵人がコンセプトを考案した日本酒を販売しています。

2025年は石橋伸也さんが考案した「麹のチカラ」と、畑内美憂さんが考案した「一華」の2種類が商品化され、26日にお披露目となりました。

このうち、二十歳になった畑内さんは、日本酒が好きな両親の影響で小学生の時から日本酒造りに携わりたいという夢を持って入社し、八戸酒造で初めての女性蔵人となりました。

初めて自身が考案した日本酒のコンセプトは、「二十歳になったら家族と一緒にのみたいお酒」。

使用した酒米の「華想い」と、人生で1度しかない二十歳という意味をかけ合わせ、「一華」と名付けました。

八戸酒造 蔵人 畑内美憂さん
「初めての作品だったんですけれども、少しでも自分の手でお酒を作れたので、そこが1つ夢がかなった。両親も日本酒が好きなので、自分が作ってあげた日本酒をのませてあげたい」

実は、畑内さんも26日が二十歳の誕生日。

人生で初めてのむ酒が、自分で手がけた日本酒になりました。

八戸酒造 蔵人 畑内美憂さん
「すごく甘酸っぱくて、飲みやすかった」
Q.お酒飲むのは?
「初めてです。もう最高です」

お披露目された2種類の酒は、八戸酒造に併設する販売店や県内外の酒屋で販売されます。