帰宅から5分で夕食に

筑紫野市に住む山下奈月さん(35)。障害者の就労を支援する会社に勤めています。午後6時。仕事が終わると、娘を預けている保育園へ車で向かいます。

山下奈月さん(35)
「資格も取ったし、やっぱり活かして働き続けたい気持ちがあったので」

職場から保育園まで約5キロの距離ですが、帰宅ラッシュと重なり30分以上かかりました。

お迎えの時に受け取ったのは事前予約した「こどもごはん」。主菜と副菜を1パックずつ購入しました。

山下奈月さん
「家に帰ってごはんを作り洗濯の汚れ物を集め風呂の準備、てんやわんやしています。いつも」

自宅に着いたのは午後7時過ぎ。すぐに夕食の準備をします。

この日のおかずは、保育園で受け取った惣菜と前日の残り物。ふだんは調理するのに時間がかかりますが、こどもごはんの提供日は、5分ほどで夕食の準備が整いました。

山下奈月さん
「めちゃくちゃ助かっています。ふつうだったら買い物に行ってごはんを作るまでむちゃくちゃ時間がかかる。食べ始めるのが遅い時だったら8時とか7時半とか」

「こどもごはん」を味見してみると・・・

山下奈月さん
「めっちゃおいしい。自分が作るものより断然。子供に合わせた味付けだけどおいしい。自分だとついつい濃く調味料を入れがちですけど」

こどもごはんを利用している他の保護者たちは…。

保護者
「毎回頼んでいます。すごく助かっています。自分がなかなか調理できないものが入ってるからすごく勉強になります」

保護者
「頼んでいますよ、甘えて。正直、ごはんを作るのが一番面倒くさい。それを考えるとすごく楽だな」