今では「専業主婦世帯」の2倍以上となっている「共働き世帯」。こうした中、保育園などで夕食支援の動きが広がっています。共働き家庭の負担を軽減しようという取り組みです。

保育園で”手作り惣菜”を販売

福岡県筑紫野市にある「のどか保育園」。乳幼児、21人が過ごしています。

午前11時過ぎ。給食の時間です。保育園に所属する管理栄養士が、子供たちの成長や発達に合わせた献立を考え、手作りの給食を提供しています。

園児の女の子
「おいしい!」

園児の男の子
「おいしい!」

調理士 石橋圭子さん
「素材にもこだわっていますし、お出汁とかも一から取ったり、優しい味付けにこだわったり考えながら調理してます」

午後1時。給食が終わったあとにも関わらず、調理室では再び、食事の準備が進んでいました。

2025年1月から保育園で週に1度提供を始めた夕食用の惣菜「こどもごはん」

この日のメニューは「鶏肉の竜田揚げ」と「切り干し大根とさつまいもの煮物」。価格は1パック150円から400円程度です。

その日に提供している給食やおやつとの栄養バランスを考慮し、夕食用も管理栄養士が献立を作っています。

こどもごはんを発案した岡田園長は「家庭で偏りがちな食生活を少しでもサポートしたい」と話します。

のどか保育園 岡田直美園長
「正職員でしっかり働かれているお母さんがほとんどで、お迎えも遅いですし、月曜日から土曜日まで働いている中で、子供のごはんまで作るのは本当に大変だと思います」