ポイント付与廃止で駆け込み需要

ポイント付与の期限が迫る中、2023年度の寄付額が20億円で大分県内トップの国東市では、8月中旬から“駆け込み寄付”が急増しています。

国東市観光・地域産業創造課 大野将寿さん:
「9月の状況は去年と比べて約3倍の寄付件数が入っている状況です」

市は駆け込み需要に備え、返礼品を扱う事業所に在庫の確保するよう要請。また、返礼品の発送期間を通常より延長するなどして対応にあたっています。

水産加工会社「国東物産」では、タコやタイ、ハモなどを使った20種類の返礼品を出品しています。8月の申し込みは前の年より2割ほど増加しています。

国東物産 野田大輔社長:
「非常に売り上げの貢献度が大きくて、これがなくなったらどうしようかなという重要な部分を占めています」

一方、駆け込み需要の反動で、10月以降の件数の落ち込みを懸念しています。国東物産ではサザエなどを使ったおせちメニューを今年新たに用意していて、例年ピークとなる年末の取り込みを図ります。

国東物産 野田大輔社長:
「駆け込み需要で増えたからプラスに振れるかというと、最後に帳尻が合うんじゃないか。そんな見方もあるので慎重に見極めたい」