兵庫県のスイミングスクールで女児らが盗撮された事件で「スクール側の検証が不十分」として被害者の両親が調停を申し立てました。

 大阪簡易裁判所に調停を申し立てた両親などによりますと、「JSS姫路スイミングスクール」の元インストラクター・吉井一磨受刑者(51)はおととし、この両親の娘を含む生徒だった女児11人の水着をずらし下腹部を撮影した罪などで実刑判決を受けました。

 スクール側は事件後社内調査を行いましたが、報告書が作成されていなかったことが分かり、両親は「事件が検証されたといえない」として「第三者による十分な検証」などを求めています。

 (母親)「今回の調停によって、今後の対策、二度と犯罪が起こらないよう原因究明をしていけたら」

 スクール側は「弁護士を通じて対応する」などとしています。