新庄市に住む80代の女性が親戚を名乗る男からの電話をきっかけに、現金200万円をだまし取られる特殊詐欺被害がありました。

警察によりますと今月18日、新庄市に住む80代の女性の家の固定電話に、親戚を名乗る男から電話があったということです。

男は実在する親戚の名前を語っていました。

そのうえで男は「山形駅前のコーヒーショップで、トイレに入って戻ったらカバンが無くなっていた」などと話したということです。

その後、女性のもとにコーヒーショップの関係者を名乗る男から電話があり、そこで女性は名前や住所を伝えたということです。

しばらくすると再び親戚を名乗る男から電話があり、「仕事の契約にお金が必要だ」などと言い、女性が手持ちの金として伝えた現金200万円を貸してほしいと話してきたということです。

その後、女性は家を訪ねてきた男の上司の息子を名乗る人物に現金200万円を渡しました。

しかし、返すといわれていた翌日になっても現金は戻らず、親戚に確認したところ、そのような事実がないことがわかり、被害がわかりました。

警察は、電話の相手が家族の実名を言ったら要注意だとして、電話でお金の話が出たら、いったん電話を切って家族や警察に相談するよう呼び掛けています。