専門家に見てもらうと…「旧海軍が使用した水上偵察機」

(南九州文化研究所 稲田哲也さん)「零式三座水偵。旧海軍が使用した水上偵察機だと思う」
零式水上偵察機は敵の偵察が主な任務で、滑走路で使う車輪の代わりにフロート=浮きを備えた水上飛行機です。フロートがあるため速度が遅くすぐに撃ち落とされてしまいます。

(南九州文化研究所 稲田哲也さん)「フロートがない、後ろの胴体がない。正常な着水ではなく叩きつけるような着水で損傷した印象受ける。敵の攻撃で撃墜、不時着水して沈んでいる可能性は十分考えられる」
調査を進めると、鹿児島湾に零式水偵が沈んだという日本軍の戦闘記録が残っていて、梶原龍三という搭乗員が戦死したと記されていました。