鹿児島県の薩摩川内市で22日夜、伝統行事の川内大綱引がありました。3000人が激しく綱を引き合い熱戦が繰り広げられたほか、新たなギネス記録も生まれました。

420年以上の歴史を持つ伝統行事、川内大綱引。およそ3000人が上方と下方に分かれて直径40センチ、長さ365メートル、重さ7トンの大綱を引き合います。

綱を引く「引き隊」を妨害する「押し隊」が激しく体をぶつけ合い、開始からおよそ1時間半後・・・。
「本日の勝負、上方の勝ち」「うおーーーー」
上方が一気に大綱を引き寄せ勝利しました。
(参加者)「勝ちました、うれしい」
(見物客)「あんな大きい綱をみんなでがんばって引っ張ったのがすごかった」

また、今年は戦いの前に、練り上げた大綱を782人で担いで運びました。

ギネスワールドレコーズは「綱を運ぶ最大のパレード」として、川内大綱引をギネス世界記録に認定しました。
(川内大綱引保存会 橋口智章 会長)「今年はギネスも無事にとり、、日本のみならず世界にアピールしていきたい」
新たな快挙を成し遂げた川内大綱引。会場は熱気に包まれました。