冬、カワセミを観察しやすい時間帯・場所
──観察しやすい時間帯や場所は?
(東洋産業 大野竜徳さん)
「カワセミは早朝と日没前に活動をします。日が短い冬だと、日の出と日の入りの1時間(朝は7~8時、夕方は4~5時くらい)がねらい目でしょうか」

「次に、カワセミは水中の生き物を狙うので、水面が凍る場所にはいません。だから夏場は少し山間の清流や湖沼で過ごしていたものも、冬場は都市部の水路に移動してくることがあります。結果として、冬は街中のほうがむしろ観察しやすいケースも珍しくないのです。
繰り返しになりますが、かつては澄んだ上流域のイメージが強かったカワセミですが、近年は都市部にも定着(?)してきているのかもしれません。
・都市の水路や用水路は水温が安定していて常に流れもあるため凍りにくい
・コンクリート護岸でも狩りに支障がなく、むしろ獲物が狙いやすい
・過去と比べると都市部の水路も水質が改善され、獲物となる小魚が増えた
…このような理由から、公園の池、農業用水、住宅地を流れる細い川などでも十分に観察できるチャンスがあります!」














