殺害されたアメリカの保守系政治活動家チャーリー・カーク氏の追悼式典が開かれ、演説したトランプ大統領は「暴力の大半は左派から起きている」などと攻撃的な主張を繰り返しました。カーク氏の死をきっかけに政権によるリベラル派への圧力が強まっています。
21日、アリゾナ州で開かれたチャーリー・カーク氏の追悼式典。
アメリカ トランプ大統領
「私は敵対者を憎み、その幸せを望んでなどいない」
トランプ大統領は「暴力の大半は左派から起きている」などとリベラル派を強く批判しました。
家族や人種、性的少数者などのテーマについて、保守的な価値観の発信を行い、支持を広げたカーク氏。一方で、性差別や人権軽視との批判も生んできました。
その死をきっかけにリベラル派への圧力は強まっていて、事件への保守派の対応を批判的に取り上げた有名テレビ司会者の番組が無期限休止になったほか、トランプ大統領が自身に批判的なテレビ局の放送免許取り消しに言及しました。
そして、その矛先は市民にも。
アメリカ バンス副大統領
「チャーリーの殺害を祝う人を見たら非難し、雇用主に連絡してください」
カーク氏について、リベラル派の一部が「殺されても仕方がない」「いなくなってよかった」などとSNSに投稿したことにバンス副大統領らトランプ政権の高官たちが激しく反発。投稿者の勤務先に通報するよう呼びかけたのです。
さらに保守派のインフルエンサーたちも。
「SNSのプロフィールから勤務先を見つけ出せ!」
「706人の雇用主に通報しました」
通報を受けた企業や大学などは相次いで従業員の解雇や処分を発表。アメリカメディアは対象は30人以上に上っていると伝えています。
そして、告発の波はこんな被害も生んでいます。
記者
「こちらの小学校では、副校長がチャーリー・カーク氏の死を中傷したとの偽の情報が拡散されました」
小学校副校長 シンシア・リーバーグさん
「誰かが別人の投稿に私の顔写真を合成したんです。それをインフルエンサーがSNSで(100万以上の)フォロワーに拡散しました」
中西部ウィスコンシン州の小学校で25年以上、教員を続けているリーバーグさん。カーク氏の死を中傷したとの嘘の情報を拡散され、全米各地から学校におよそ1000件の嫌がらせ電話が殺到しました。
嫌がらせ電話
「リーバーグを即刻解雇しなければ地獄を見るぞ」
「クソ女をクビにして、火あぶりで首をはねてやる」
学校は警察の警備対象となり、安全を危惧した50人の児童が欠席する事態になりました。
小学校副校長 シンシア・リーバーグさん
「今回のことが子どもたちの教訓になってほしい。他者に対する攻撃的なコミュニケーションはやめて、誰もが価値ある存在であることを学んでほしいのです」
カーク氏の追悼式でも、トランプ大統領は国内の融和を呼びかけることはありませんでした。カーク氏の死をきっかけにアメリカ社会の分断がさらに深まっています。
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