■理由その2、宮城は「安売り合戦が激しい」から
「製油所」以外の理由についても聞きました。
宮城県石油商業組合 阿部廣之専務理事:
「全国的なガソリンスタンドチェーンが、大きなガソリンスタンドを建設して、あとは石油輸入商社といわれる人たちが輸入のガソリンを売ったりするが、そこの方々も参入してきていて、一部で極端な安売り合戦がすすんでいる」

宮城で安売り合戦が起きている?
宮城県石油商業組合 阿部廣之専務理事:
「近頃は工業団地が増えていて、大和町や大衡村など、工業団地に企業が多く進出して、高速道路網も充実したという時点で、状況がそういう風に変わってきた。宮城は、東北6県の中でも自動車の台数が多くなっている。また販売量も多くなっている。大手の全国規模のガソリンスタンドのチェーンが、出店しやすいという環境にある」
宮城ではスタンド同士の競争が激しくなり、それが安さの要因となっているというのです。
改めて安くなっている要因をまとめると、
(1)製油所がある=低輸送コスト
(2)店舗間の価格競争の激化
この2つが挙げられます。

さまざまなモノの値段が高騰し家計を直撃する今、少しでも安いところで給油したいと考える人が多いと思います。そういう意味では、競争が起こることは消費者にとってメリットがあるといえます。
一方で、競争を余儀なくされている、ガソリンスタンド側も取材してきました。

















