「あまりに刑が軽い」遺族の訴え
「裁判所が危険運転致死傷罪の成立を認め、私たち遺族の悲しみや被告を許せない気持ちを十分酌んでくださったことは良かったですが、懲役12年というのはあまりに刑が軽いと思います。池田被告は飲酒をしてスピードを出したまま、4か所も赤信号を無視して娘の命を奪ったのにどうしてこんなに刑が軽いのでしょうか。他の同種事件と比較して出した判決なのかもしれませんが、私たち家族にとっては大切な娘の命が奪われたのですから、到底納得できないものです。今後、危険運転致死の罪についてはさらなる厳罰化を強く望むとともに、これ以上私たちのような悲しい思いをする親族が出ないことを切に願います」

事故から約8か月、事故現場となった郡山駅前の横断歩道近くには、故郷から離れた遠く離れた地で無謀な運転の事故により歯科医師の夢を一瞬にして断たれた女性を悼む花が手向けられている。