兵庫で実現できたクマの生息数把握とコントロール
個体数管理の点で、横山教授によると、兵庫県ではクマの生息数の把握とコントロールが実行されています。
兵庫県では2003年から「ツキノワグマ保護管理計画」に基づき、マイクロチップで生息数の把握を始めました。
そして、生息数が少なくなった場合には、人里に来たクマを殺処分せずに痛みを覚えさせて、放獣。生息数が多くなった場合に人里に来た場合に事故など起きれば殺処分する運用にしたのです。
また、エサとなるドングリの豊作・凶作が、クマの出没・目撃回数と関係している点に着目した予測も行われています。
今年については、ドングリが豊作であるため、人里に降りてくるリスクは「少ない」と予測されています。
ただ、いずれにせよ“油断することなく”、クマから命を守る方策を取ってください。