太平洋戦争中、出水市には海軍航空隊の基地があり、特攻作戦では200人以上が出撃し戦死しました。また、出水基地も空襲を受け、多くの軍人や住民が亡くなりました。

戦後80年、現在の出水市の人口はおよそ5万1000人で、90歳以上はおよそ1600人。人口に占める割合は3%まで少なくなりました。

平和学習ガイドの会は2013年に発足。戦争体験者の話を残そうと12年間でおよそ100人に聞き取りを行い映像や音声を記録して体験談集としてまとめました。

しかしこの10年で聞き取りをした人の3分の2が亡くなり、みずからの体験を語れる人は少なくなりました。

(出水市平和学習ガイド 西和泉さん)「リアルに当時の状況を語れるのはあの時間がギリギリだったと思う」