兵庫県の斎藤元彦知事は、プロ野球セ・リーグで優勝した阪神タイガースの優勝パレードの実施について、兵庫県としては見送ることを表明しました。警備費用の高騰などを踏まえて検討した結果だということです。

 9月18日、兵庫県の9月定例議会が開会しました。

 斎藤知事は冒頭、史上最速でセ・リーグ優勝を果たしたプロ野球の阪神タイガースに「震災30年の節目の年に、地域から愛される阪神タイガースが、県民の皆様に元気と笑顔を届けていただいたことを、心から嬉しく思います」と賛辞をおくりました。

 その一方で、11月大阪府が開催予定の「阪神優勝パレード」については、兵庫県内では実施しない方針を明らかにしました。

 2023年に阪神タイガースがリーグ優勝した際には、大阪府とともにパレードを開催した兵庫県。
今回は見送りる理由について、斎藤知事は次のように話しました。

 (兵庫県 斎藤元彦知事)「警備費用、資機材の高騰などが前回開催した時よりも大幅に、2割近く伸びてくる。開催については見送らせていただく判断をしました」

 県は、阪神タイガースの功績に祝意を表すとして兵庫県スポーツ賞特別賞を贈呈する方針です。