宮城県栗原市の工務店「やさしい住まい」が今月、破産手続きの開始決定を受けました。負債はおよそ6900万円に上ります。

9月4日付で仙台地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたのは、宮城県栗原市築館の工務店「やさしい住まい」です。

民間の信用調査会社東京商工リサーチによりますと、1996年7月に設立されたこの会社は、栗原市や大崎市など県北地域を中心に、オール電化やバリアフリーに特化した住宅を手がけ、2000年4月期には売上高2億2327万円を計上しました。

しかし、大手住宅メーカーとの競争の激化や資材費の高騰などから業績が悪化し、2024年4月期には1800万円の赤字を計上しました。

その後、資金繰りが限界に達したことから2025年3月末に全従業員を解雇し、仙台地裁に破産手続きを申し立てていました。負債額は、約6900万円に上ります。