■東京2025世界陸上競技選手権大会(16日、国立競技場)
男子110mハードル泉谷駿介(25、住友電工)が準決勝に復活出場も4台目に転倒するアクシデントで29秒71(-0.8m)の組8着、準決勝敗退。23年ブダペスト大会は日本人史上最高位の5位も、2大会連続でのファイナリストはならなかった。
レース後、泉谷は「もちろんやってやろうって気持ちはありましたけど、いろいろな自分の力不足を感じましたし、自分に失望してる気持ち」と悔んだ。
15日の男子110mハードル予選で、13秒52(-0.6)の組5着となった泉谷は、準決勝進出条件の各組4着以内に入れず。5着以下の上位4人のタイムを待つ形となったが、最終組を終え突破ラインにわずか0.01秒及ばず、涙を呑んだ。しかし16日、準決勝の開始まであとわずかとなった所で一転、準決勝のスタートリスト1組3レーンに泉谷の名前が掲載され、異例の復活で準決勝に臨んだが、2大会連続決勝進出はならなかった。
1時間前に出場が決まったことを明かした泉谷。「ほぼノーアップの状態でした」と話し、「100パーセントの準備をしてても今回は厳しかったかなって思いました」と振り返った。
それでも「今はわからないんですけど、自分で改善点がわからないままずっと来ちゃってるんで、それを探すところが目標ですね」と前を向いた。