「大屋根リング」の北東部分200mを大阪市が公園として整備し、管理する案で合意しました。

 (大阪府 吉村洋文知事)「僕がこだわったのはリングの造形・形・姿・上を歩ける。つまり原型に近い形で一部残す、これが重要」

 大阪・関西万博のシンボル「大屋根リング」の保存について9月16日、博覧会協会や経済界など関係機関による検討会が行われ、大屋根リングの北東200mとその周辺は、大阪市が公園や緑地などとして整備し、維持管理する案で合意したということです。

 保存のために必要となるリングの状態の検査が閉幕後となることや、維持管理などに必要な費用がかさむことなどを理由に、当初想定していた管理事業者の公募は断念したということです。

 保存にかかる財源については、国からの補助金や企業からの寄付金などのほか、万博運営費の余剰金を活用することについても議論を進めるということです。