鹿児島市内で営業しているホテルや旅館は243軒で、172軒だった10年前の1.5倍近くに増えました。天文館地区では現在、アパホテルを含め、少なくとも4か所でホテルの建設計画が進んでいます。

競争が激化する中、創業20年の地元ホテルは「新たな取り組み」を始めています。

(ホテルサンデイズ鹿児島 宮下幸三支配人)「女性専用の部屋。ヘアアイロンを  備え、シャワーヘッドも更新した」

ビジネスや旅行を問わず、女性客の取り込みを図ろうと、今年6月、女性専用の28部屋に美容家電などを導入しました。

(ホテルサンデイズ鹿児島 宮下幸三支配人)「全国チェーンのホテルとの競争では、特色として差別化を図っていかないといけない」

朝食のバイキングには郷土料理をメニューにそろえ、鹿児島ならではの特色を打ち出したいとしています。

(ホテルサンデイズ鹿児島 宮下幸三支配人)「鹿児島に多く来てもらうことはありがたい話。ほかのホテルに負けないよう選んでもらえるようなホテルにしたい」

コロナ禍からの経済回復が続く中、天文館の“ホテル競争″は激しさを増しそうです。