鹿児島市の天文館地区ではコロナ禍からの経済回復を背景に、地価が上昇しています。こうした中、ホテルの建設も相次いでいます。

コロナ禍からの回復が続き、2年連続のプラスとなった天文館周辺の商業地の地価。県全体で上昇率が高かった上位5か所のうち、3か所は天文館の周辺です。

(記者)「商業用の土地の価格が上昇している天文館。こちらでは全国チェーンのホテル建設が進んでいる」
天文館中心部の鹿児島市千日町では、「アパグループ」が来年秋のオープンを目指し、74部屋、9階建てのホテルを建設しています。天文館では3棟目、鹿児島市では5棟目となります。
(アパホテル東京本社 加盟店サポート室 武田朋宏室長)「アフターコロナの宿泊需要、訪日外国人の利用が多く、期待できる需要が多いと判断したので建設に至った」
コロナ後の稼働率は8割から9割を維持していて、回復した需要を引き続き、取り込みたいと話します。
(アパホテル東京本社 加盟店サポート室 武田朋宏室長)「競争が多いことは、鹿児島市、天文館に魅力を感じている事業者が多いということ。ブランド力を持って客の獲得を目指したい」