フレイル予防の3か条とは?「運動」「栄養」そして「社会参加」
フレイル予防の3か条は「運動」「栄養」「社会参加」だと、東京都健康長寿医療センター研究所・村山洋史研究副部長は指摘します。
(1)運動
フレイル予防において、最も重要なのは「筋力」。スクワットや雑巾のようにタオルを絞る運動、ウォーキングやラジオ体操など、日常生活の中で体を動かす意識が大切です。
丸田医師は「高齢になると筋力が衰えやすく、女性は骨粗鬆症も進みやすくなる。筋トレをすることで自信にもつながり、色々な場所に出かけられる」と言います。
(2)栄養
タンパク質を意識的にとることもフレイル予防につながります。ただし、タンパク質だけではNG。バランスよくいろいろなものを食べるのが大切だということです。
(3)社会参加
1日1回は外出する。週に1回は人と会う。月に1回は趣味・ボランティア・スポーツ・町内会など楽しさ・やりがいを感じる活動をする。このように、社会とのつながりを保つことが重要だということです。
村山氏によると、参加している活動の数が多い高齢者ほどフレイルになるリスクが低いというデータも出ているそうです。
また、村山氏は「実際には女性よりも男性高齢者の方が社会参加のハードルが高い」と指摘。「プライドを捨てられない人が多い」ため、“フラットな関係づくり”を心がけることが大切だと言います。運動・栄養・社会参加…いずれも“継続”するために、“柔軟性”がポイントとなるようです。
(2025年9月12日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)