ミキの昴生と亜生がMCを務める、全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』。今回は、バイクで日本を2周したこともある道マニア歴29年の松村真人さんが、奈良県にある未完成の道“未成道”から歴史を紐解きます。
バス専用道路に転用 鉄道が一度も通ることがなかった未成線

松村さんと一緒に旅をするのは、一般の男性。2人は、大阪府・和歌山県と隣接する奈良県五條市を訪れます。
(道マニア・松村真人さん)
「ここは昔から交通の要衝。五條には国道168号が通っていて、大阪から奈良を通って、山々を貫いて和歌山の新宮まで向かう。険しく難所があるにも関わらず、整備や改良が繰り返されるのには理由がある。道にハマるきっかけであり原点でもあるこの場所を、ずっと紹介したかった」

難所ゆえに中止された整備計画の痕跡が今も残るという国道168号を巡り、歴史を紐解きます。
まずは、国道168号を語る上で欠かせないものを見るため、国道24号へ。目的地へ行ってみると、鉄道用に造られたアーチ橋の遺構が現れます。