兵庫県猪名川町の県道で15日早朝、普通乗用車とバイクが衝突する事故があり、バイクを運転していた男性(59)が搬送先の病院で死亡しました。失血死とみられます。
警察は車を運転していた男(35)を現行犯逮捕。男の呼気からは、基準値を超えるアルコール濃度が検出されたということです。
大腿部から多量に出血 死因は失血死か
警察によりますと15日午前6時ごろ、兵庫県猪名川町笹尾字奥谷の県道12号で、普通乗用車とバイクが衝突する事故がありました。
この事故で、バイクを運転していた尼崎市の会社員男性(59)が、意識不明の重体で病院に運ばれましたが、15日午後5時に死亡が確認されました。
男性は骨盤を骨折していたほか、大腿部から多量に出血していて、死因は失血死とみられています。
過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕 酒気帯び運転の容疑も視野に捜査
警察は、車を運転していた猪名川町の建設業・䑓信駿(だいのぶしゅん)容疑者(35)を、過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しました。
取り調べに対し䑓信容疑者は、「バイクを運転していた男性を転倒させて、ケガをさせたことに間違いありません」と容疑を認めているということです。
事故発生直後に䑓信容疑者が119番通報。現場は片側1車線ずつで、南進していた䑓信容疑者の車と、北上していたバイクのどちらかがセンターラインをはみだし、衝突が起きたとみられています。
また、現行犯逮捕後の捜査で、䑓信容疑者の呼気からは、酒気帯び運転の基準値を超えるアルコール濃度が検出されたということです。
警察は道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いも視野に、引き続き事故の原因などを調べる方針です。