12日夜、貨物室から火災が発生したという警報で関西空港の滑走路に緊急着陸したアメリカのユナイテッド航空機。その後の地元の消防の調べで、火災が起きていなかったことがわかりました。

 国交省大阪航空局によりますと、12日夜7時すぎ、アメリカのユナイテッド航空32便が飛行中に機内の貨物室で出火を示す警告が出たため、関西空港の滑走路に緊急着陸。乗客乗員142人全員が脱出し、5人が軽いけがをしました。

 泉州南広域消防本部によりますと、その後、機体を調べた結果、「貨物室からの出火はなかった」と判断したということです。

 こうした中、国の運輸安全委員会の航空事故調査官が午後5時40分ごろ現地に到着しました。事故調査官は13日、乗務員らからの聞き取りを行い、14日に機体を調査する予定です。