■MLB ドジャース6ー9フィリーズ(日本時間17日、ドジャー・スタジアム)
ドジャースの大谷翔平(31)が本拠地でのフィリーズ戦に“1番・投手兼DH”で出場。5回、68球を投げて、被安打0、奪三振5、四死球1、失点0。メジャー8年目で初のフィリーズ戦となったが、5回ノーヒットピッチングと完璧な内容。打撃では8回、MLB史上6人目となる2年連続50号、史上初の“50本塁打ー50奪三振”もマークした。
しかし、大谷降板直後に中継ぎ陣がつかまり逆転を許して大谷の2勝目は消えた。さらに同点に追いついたが、9回にもトライネンが勝ち越しスリーランを浴びて、接戦を落とした。
試合後、D.ロバーツ監督は大谷の5回降板について「彼の起用に関しては一貫している。5回の予定で投げさせて、良かったからといって6回に行かせることはしない。彼はあまりに重要だから」と考えを語り「彼は“二人分の選手”だから、もし無理をさせて何かあれば二人を同時に失うことになる」と話した。
崩壊している中継ぎ陣には「明らかに彼らは自信を欠いている。少し慎重になりすぎているところもある。私は彼らの才能を信じているが、現状では一貫して結果を出すのに必要な自信がない」とコメントした。
大谷の投球に関しては「彼が素晴らしい投球をするだろうと皆感じていたが、その通りだった。速球の制球も素晴らしかった。スイーパーも良かった。彼ら(フィリーズ打線)はまともなスイングができなかった。支配していた」
大谷が試合後はブルペンでも外野手でも要請があれば準備すると話したが「彼は素晴らしいチームメイトで、優勝のために何でもやろうとしている。それはうれしい。ただ、実際にどうなるかは分からない。今季は一度も外野のフライを捕っていないからね。でも、そういう発言をしてくれたこと自体は素晴らしいと思う」と語った。