確かに迷走していた
ここ数年で最も「ノロノロ&迷走」していた台風と言えるのが、2018年7月の「台風12号」です。7月29日、中心気圧970ヘクトパスカル、最大風速35メートルの勢力で三重県伊勢市に上陸しました。

経路図を見てみると、台風は太平洋を旋回しながら三重県に上陸。その後、中国地方の辺りを横断して九州地方へ。さらにそこでぐるりと一回転して大陸の方へと抜けていきました。本来なら偏西風にのって北東へと流れていきますが、このときはそうならず、台風は変則的な動きをしていました。

また、2022年8月の「台風11号」では、日本列島の南側を横断していた台風が急に向きを変えて北東に進み、V字型を描いて進んでいきました。ここ最近は、予測の精度が上がっているため、変則的な動きをする台風であっても、事前に進路を把握できる場合もあります。最新の気象情報を確認することが大切です。
気象情報には、中心気圧や最大風速なども表記されていますが、これらの数値はどのようにして計測しているのでしょうか。