この日は、島が1年で最もにぎやかなボゼ祭り。1年の平穏を祈る伝統行事を無事に終え、島民たちは安どの表情を浮かべていました。

(盆踊り保存会 有川和則会長)「元気なボゼだった。誰一人暗い顔をせず、笑い声しか聞こえない。これがいい」

Q.誰に教わったんですか?
(民宿南海荘 有川誠司さん)「教わるというより見ていた。親父たちもさばいていたから」
Q.憧れだった?
「でしょうね」

「しょうがないですよ、今さら都会に出たところで、仕事もないでしょう」

終わりの見えない地震。それでも、日常を取り戻そうと、笑顔で懸命に生きる島民の姿がありました。