大気の状態が不安定となった12日の西日本。京都府舞鶴市では大雨で道路が一時、冠水しました。

 12日午後0時40分ごろ、舞鶴市内を走っていた車のドライブレコーダーが撮影した映像では、歩道と車道の境目が分からないほど水があふれ、対向車が通るたびに波が立っているのがわかります。

 舞鶴市では12日正午ごろからの1時間に、65ミリの非常に激しい雨が降り、国道とその周辺が冠水しました。

 市によりますと、短時間で強い雨が降ったため、排水能力が追いつかなくなったことが原因とみられています。

 周辺の住宅などでは建物の中に水が入り込み、住人らは排水作業や掃除に追われていました。

 住人の男性
 「土砂降りでしたね、雷が鳴って」
 「10センチくらい(の高さまで浸水)」

 自動車修理会社の社長
 「30分くらいで(建物の)中に水が入る勢いだったので、すごく短時間でした。あわてて土嚢を積んだ状態ですね」

 JR舞鶴線は、12日午後0時半すぎから綾部駅と東舞鶴駅の間で、一時運転を見合わせました。

 近畿地方ではこのあと夜遅くにかけて、局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。