北海道の釧路湿原の周辺でメガソーラーの建設を進める大阪の事業者が、1か月ほど工事を中断したうえで関係機関と今後の対応を協議していく方針であることがわかりました。

メガソーラー建設が進む現場(北海道釧路市)

 釧路湿原の周辺では大阪の「日本エコロジー」が、釧路市北斗の民有地におよそ6600枚の太陽光パネルを設置する計画を進めています。

 年内には完成する計画で、日本エコロジーの松井社長は9日に自民党の国会議員などが現場視察に来た際にも「立ち止まることはできない」として工事を続ける考えを強調していました。

 しかし、関係者によりますと、日本エコロジーは1か月ほど工事を中断して関係機関と今後の対応を協議していく方針を示していることがわかりました。

 希少動物への保護対策について追加の報告を行いながら、環境に配慮した計画運用を進めていくということです。

 ただ、釧路市によりますとこれまでのところ事業者側から工事の中断に関する連絡は来ていないということです。

 

 

メガソーラー建設が進む現場(北海道釧路市)