大阪府立高校の男性教師が、校内のチャットツールに生徒のIDなどで不正にアクセスし学校の業務を妨害したとして、書類送検されていたことが捜査関係者への取材でわかりました。

不正アクセス禁止法違反などの疑いで書類送検されたのは、大阪府立の高校に勤務する40代の男性教師です。

捜査関係者によりますと、教師は去年、生徒のIDとパスワードを使って校内のチャットツールに不正にアクセスし、生徒が知りえない入試に関するデータを、校長や他の教師に送って混乱させ、業務を妨害した疑いが持たれています。

この学校では、チャットツールで生徒が教師に勉強の相談などをできるようになっていて、教師はこの仕組みを悪用したとみられています。

府の教育委員会は「事実がわかり次第、厳正に対処する」としています。