西日本有数のソバの産地、大分県豊後高田市で秋の味覚「新そば」が11月19日に解禁されました。市内11か所の手打ちそば認定店で味わえます。2012年に高田そば認定店としてオープンした「高田そば翔」。そばの香りを引き立てるため、毎朝臼にたっぷりおよそ1時間かけてソバを仕込んでいます。

(高田そば翔・是永将志さん)「豊後高田の認定店は引き立て、打ち立て、茹でたての3たてですが、店では揚げたてが入った4たてで来店客をお迎えしております」

店のいちおしは、香り高いソバに揚げたての天ぷらがセットになったメニュー(1400円)です。ソバのコシと深い味わい、サクサク食感のエビやナスなどの天ぷらを堪能できます。


(来店客)「クセがなくて食べやすいです。コシがあってのど越しが良いというか、通ではないですけどすごいなと思いました」

(高田そば翔・是永将志さん)「今年の秋の新そばは例年通り緑がかっておいしいソバになっています。新そばが解禁されて1週間です。香りの良いソバがみなさんのお越しを待っています」

そして、世界農業遺産の郷、豊後高田市の「田染荘」では日没後、暗くなった辺りを優しい光が照らす光のイベントが開かれています。平安時代から千年もの間変わらない水田を舞台にしたイルミネーションイベント「千年のきらめき」。あぜには一万個のライトが設置され、あたたかく優しい光が見る人の目を癒します。

(訪れた人)「荘厳というか幽玄さを感じます。道端からずっと北側まですごいことだなと思います。(設置した方の)努力に感謝です」

(豊後高田市農業振興課・江口央倫さん)「毎年皆さん綺麗な風景を楽しみに見に来ている方もいるので家族・友人と来てもらって、このライトアップをみて心温まっていただければと思っています」


幻想的な光は、来年2月17日まで田染荘を照らし続けます。