田久保市長は「市民・伊東市がどうなろうと関係ない」
解散を受け、前議長らは…

伊東市議会 中島弘道 前議長
「この大義なき解散について、本当に怒りしかない」
伊東市議会 青木敬博 前副議長
「(田久保市長は)市民ファーストよりも自分ファーストという印象」
市民も憤りを隠せません。
伊東市民
「ほとんどの市民が信じていない。市長のことを。本来なら辞任してもらったほうがよかったんじゃないかな」
「最初から、市民がどうなろうと、伊東市がどうなろうと関係ないんだよあの人は。全く大義がない」
「小学生がいま、『田久保る(たくぼる)」=嘘をつくという言葉を作ったんですって。いま伊東市の子どもたちがその言葉を使っていることがとても恥ずかしい」
「信を問う」選挙費用に4500万円
辞職ではなく、議会の解散で「信を問う」と話す市長。記者からは質問が相次ぎました。
ーー市民に何を問いたい?
静岡・伊東市 田久保真紀 市長
「この伊東市の現状をみて、『自分こそ市政を変えていく』と思って、手を挙げてくれる若い力に期待している」
ーー「自分に対する信を問いたい」という意味ではない?
「信を問うということについて、どう考えるかは市民の皆様の考え」

ーー「私を信じるか議会を信じるか」という意味ではないのか?
「わかりやすく表現したいお気持ちは重々わかるが、私はそうではないと思っている。若い力の出現に期待している」

市議会の解散により、伊東市では10月20日までに市議会議員選挙が行われます。
その後、新たな議会で再び不信任決議案が可決された場合は、市長が失職し、50日以内に「市長選挙」が実施されることになります。
それぞれにかかる費用は、市議会議員選挙が約4500万円、市長選挙に約3000万円かかるとみられています。
市政の停滞に終止符が打たれるのは、いつになるのでしょうか。