秋篠宮妃紀子さまが9月11日、59歳の誕生日を迎え、記者の質問に文書で回答を寄せられました。

紀子さまは、長女の小室眞子さんが出産した初孫について公に初めてコメントされました。

文書の中では、「戦後80年」にあたり、国内のさまざまな土地を訪れた感想や、去年12月にご夫妻でトルコを公式訪問した際のことに触れたほか、自身の子どもについて、それぞれ次のように回答されました。

■次女・佳子さまについて
「佳子が彼女らしい言葉を家族にかけてくれることが度々あります。たとえば、3月に悠仁が成年にあたっての初めて記者会見に臨む前には、自分の経験を思い出しながらアドバイスをしていました。親としてほほえましく、うれしく感じました」とエピソードを明かされました。

また、佳子さまの結婚・将来については「これまで国内外で重ねてきた経験を活かして、務めに励んでもらいたいと思います。そして彼女らしい生き方、幸せを心から願っています」と回答されました。

■長男・悠仁さまについて
まず9月6日に行われた成年式に触れ、「成年式と関連する諸行事を終えることができましたことに安堵しております。また、このように悠仁が一つ一つの務めを果たし、一連の行事が滞りなくおこなわれるように、準備し支えてくださった関係者のご尽力に深く感謝しております。そして、悠仁が誕生してから成長していく日々をお見守りくださり、成年式を迎えたことへ祝意を寄せてくださった多くの方々に心から感謝いたします」と綴られました。

悠仁さまのこれからの公務については「在学中は学業優先になると思いますが、成年式を終え、これから成年の皇族として、宮中の行事や祭祀、公的な仕事に携わるようになります。一つ一つの務めを大切にし、役割をしっかり担って自分の道を歩んでほしいと願っています」としました。

また、普段の生活について「悠仁は今年の春に運転免許証を取得しました。その後、宮さまが大学時代から愛用されてきた山吹色のビートルを時々運転しています。この車は家族のさまざまな思い出を乗せてきました。今では宮さまが助手席に乗ることもあり、二人で御用地内をドライブして楽しんでいることもあります」としたほか、筑波大学に通う悠仁さまが東京とつくばの2拠点生活をされていることに触れ、「ときにはこちらの畑で育てた野菜を自炊するためにつくばへ持っていくこともあり、東京とつくばでの生活をそれぞれ工夫している姿に成長を感じてもいます」と明かされました。

■長女・小室眞子さんについて
小室眞子さんと圭さんの子どもで自身にとっての「初孫」について公に初めてコメントされました。
「今年の春に孫が誕生したことを、家族そろって大変うれしく思っています。自分がそのような年齢になったのかと不思議な気持ちになりました。どのような名前で呼んでもらおうかしらと考えたり、子どもたちが小さかったときに読んでいた絵本を取り出して、膝の上にのせて絵本を一緒に読んでいたときのことを思い出したり、ぬいぐるみやおもちゃで遊んだことを懐かしんだりしています。眞子たちは、遠く離れて海外に暮らしています。孫が少しずつ遠出できるようになり、旅行をすることに慣れてから、よいタイミングで日本を訪れてくれたらと思っています。そしていつか、木香薔薇のアーチがある庭を一緒にゆっくりと歩いたり、ピクニックをしたりするのはどうかしらと思いをめぐらしています。2人が初めての子どもを慈しみ育てているようでほほえましく感じています。家族3人の穏やかな日々と幸せを心から願っています」