早坂医師に教わる「入浴術」“温泉”編
そんな温泉をもっと効果的に楽しむために、早坂医師に入浴の極意を聞きました。

◆入浴前後にはコップ1~2杯の水分補給!
一度の入浴で800mlの水分が失われます。
入浴前と後の水分補給で脱水を防ぎます。
◆湯に浸かる前にたっぷり「かけ湯」
手足➡全身➡頭の順にかけ、血圧の上昇を防ぎます。
手桶10杯ほど、たっぷりかけて身体を慣らします。
◆湯船には足先からゆっくりと入る
まずはみぞおちまで浸かり、2~3分ほどして体が慣れてきたところで肩まで浸かります。
40℃の温泉であれば、10分ほど浸かると副交感神経が刺激されリラックスできます。
◆温泉から出た後、洗い流す必要はなし※泉質により異なる
塩化物泉などの泉質は皮膚をパックのように覆い保温や保湿の効果を得られるので、洗い流す必要はありません。
ただし臭いが強く刺激が強い「硫黄泉」など、洗い流した方がいい泉質もあります。
◆入浴後は胃腸に優しい料理を
入浴後は温められた皮膚に血液が集まるので、内臓の動きが低下します。
食事する場合は30分ほど空けるのがベストです。
湯豆腐など消化の良い温かい料理がおすすめです。
◆風呂上がり“直後”のお酒はNG
お酒を楽しむのも入浴から30分~1時間ほど経ってから。
入浴後のお酒はアルコールの利尿作用により脱水の危険があり、アルコールの回りも早くなってしまいます。
恵俊彰:
ビールは、30分から1時間空けなきゃいけない?
東京都市大学教授 早坂信哉医師:
そうですね、ちょっと間を空けていただければと思います。水と一緒に飲んでいただければ、もう少し詰めていただいても大丈夫かなと思ってます。