8日朝、大阪府吹田市にあるJR吹田駅の構内で、自ら線路に降りたとみられる男性が普通列車にはねられ死亡しました。亡くなったのは男子高校生とみられ、警察が身元の確認や、当時の状況を調べています。

午前8時ごろ、JR吹田駅の駅員から「電車と人が接触しました」と110番通報がありました。

警察やJR西日本によりますと、駅のホームに入ってきた新三田駅発・高槻駅行きの普通電車が、線路上にいた男性をはねたということです。列車のドライブレコーダーには、事故直前に男性が線路上に降りる姿などが映っていたということです。

男性は現場で死亡が確認され、府内の15歳の男子高校生のものとみられる学生証が残されていたということで、警察は身元の確認を急ぐとともに、当時の状況について調べています。

事故の影響で、JR京都線や神戸線、琵琶湖線などが一時運転を見合わました。JR西日本によると、計67本が運休し、計201本が遅れて、約19万2900人に影響が出たということです。