「万博おばあちゃん」として知られる女性が、ギネス世界記録に認定されました。

「ここから会場が見えているので本当に立地が良かったと思います」

山田外美代さん(76)。大阪・関西万博のために愛知県から、大阪・住之江区に引っ越してきました。万博会場の大屋根リングも自宅から見ることができます。

外美代さんは2005年の愛・地球博(愛知万博)に毎日通っていたほど、万博が大好き。日本だけでなく世界各国の万博を訪れた「万博おばあちゃん」です。

そんな外美代さん、これまでの万博を訪れた日数が「最多」だとして、ギネス世界記録に認定されることになったのです。

山田外美代さん
「まだ実感はわいてないですけど、何百何十日、よく行ったなと思います」

しかし、万博に行ったという「証拠」を残すことは大変です。お手製の日付が書かれたボードは書きかえることもできるため、証拠として使えないそうです。

そこで役に立ったのが、思い出の記録として撮影してきた、写真でした。

息子の山田和弘さん
「たとえば4月29日だと、MBSの放送があります。山中アナウンサーと会っているこの日付が証拠になる」

そしてついに、9月5日にギネス世界記録に認定されることになったのです。

でもどうして閉幕日の10月13日に認定式が行われなかったのでしょうか。そこには、外美代さんのこんな思いがありました。

山田外美代さん
「最終日では万博の良さを伝えるには時間がないので。やはりその前に、みんなにもっと来てほしいなというのがあって」

迎えた9月5日。認定式は、外美代さんが好きなパビリオンのひとつ、スイス館で行われました。

「エキスポ(万博)を訪れた最多日数、ギネス世界記録認定となりました。おめでとうございます」

1970年の大阪万博から数えて、万博に通った日数は、国内・海外あわせて、実に648日。

ちなみに今回の大阪・関西万博は9月5日で146日目ですが、毎日通っています。

山田外美代さん
「思いもかけず、すごいご褒美をもらったので、もっと続けたいな」「もしできればいろんな万博、ずーっと最後まで、私がいなくなるまで行きたいなと思っています」

外美代さんの記録はまだまだ更新されます。