1977年開設 活気にあふれる宮崎市中央卸売市場だが…

午前5時の宮崎市中央卸売市場。
日が昇る前から威勢のいい声が響き、この日は、食卓におなじみのサバやアジ、秋の味覚のサンマなどずらりと並んだ新鮮な魚が次々と競り落とされました。
1977年に開設した宮崎市中央卸売市場。
16万平方メートルを超える広大な敷地に66億円余りの事業費をかけて整備され、競り人や仲買人たちの情熱が脈々と受け継がれてきました。


生鮮食料品などの流通を長年支えてきた市場は、開設から今年で48年。
(廣末圭治記者)
「活気にあふれる宮崎市中央卸売市場。しかし、こちらはある問題を抱えているといいます」

市場の関係者たちに話を聞くと…
(宮崎市中央卸売市場 宮里克朗市場長)
「こちらのシャッターだったりとか、給排水設備関係。見えないところだが、長年のいろんなものが溜まったり」

(宮崎中央青果 川野悌寛社長)
「朝でも30℃あるような気温の中では、どうしても劣化が進んでしまう」

(宮崎魚市場 黒木祐幸常務取締役)
「消費者が減っている部分はあるがそれと同じように生産者も減っている」

「宮崎の台所」が抱える問題。その実態とは?