宮崎市の気温はこの48年で2℃上昇 「温暖化」への対応

関係者を悩ませるのは老朽化だけではありません。

野菜や果物を取り扱う青果卸売場では…

(廣末圭治記者)
「朝の時間ですが、気温が30度近くになる中、野菜や果物を外に運び出す作業が行われています」

(宮崎中央青果 川野悌寛社長)
「場内全体をオープンなスタイルではなく、ある程度ハコモノにして、全体的に低温にしていかないと、ますます夏場が難しくなっていくだろうという感じは持っている」

宮崎中央青果の川野悌寛社長が懸念しているのが「温暖化」への対応です。

気象庁の統計では、宮崎市の7月から9月にかけての平均気温は年々上昇し、去年は市場が開設された年と比べて2度以上も上がっています。

市場には壁がなく、競り場も開放型になっているため、暑さで痛みやすい葉物野菜などは、20年以上前に整備された大型の冷蔵庫の中で取り引きを行っています。

(宮崎中央青果 川野悌寛社長)
「こういう形の大きなハコモノを今後は造ってもらわないと、なかなか厳しくなってくる」